2023.05.21
予算ごとに建てられる注文住宅の特徴を紹介!
新しく家を建てるとなると、自分の希望を実現させたいですよね。
しかし、希望は無限にかなえられるものではなく、予算ごとに可能な限度が決まってきます。
注文住宅における予算ごとの特徴から、自分のイメージしている家がどれくらいかなえられそうか検討してみてください。
注文住宅にかかる費用と予算ごとの特徴について紹介していきます。
□注文住宅にかかる費用の内訳とは?
注文住宅の費用は土地の購入と家の建設の時に支払うお金を合わせたものと言えます。
それぞれの段階で支払うお金の内訳について紹介します。
*土地の購入時にかかる費用
・手付金(物件価格の5から10%)
・購入物件の残代金(物件価格-手付金-借入金)
・購入諸費用(印紙税・仲介手数料の半金)
土地の条件や工事のスケジュール、ローンの借り方などによって変動することも考えられるので、建設会社に相談しながら土地を選ぶことも選択肢として考えておきましょう。
*家の建設時にかかる費用
・契約時(工事契約金、建築確認申請費)
・着工時(着工金、地鎮祭費用)
・上棟時(中間金、上棟式費用)
・引き渡し前(建築費の残高金、建物の登記費用)
・その他(ローン借入費用、税金など)
□予算ごとの特徴を紹介!
上記で注文住宅にかかるさまざまな費用に関して紹介しましたが、一番気になるところは建築費なのではないでしょうか。
建築費の予算ごとにどのような家が建てられるのか、特徴を紹介します。
あくまでも平均的なもので、個別で大きく異なってくる場合がありますので、参考としてご覧ください。
*1000万円台
注文住宅の中で1000万円台というのはかなり価格を抑えたものになります。
無駄をできる限り取り除いたシンプルな家をイメージしてください。
床延べ面積は90から110平方メートル程度となることが多いです。
形状も正方形・長方形のシンプルなものになります。
材料費を抑えるため、外壁は仕上げ材を使わず、屋根は一方向に傾斜した片流れ屋根になる可能性が高いのです。
また、設備に関しても最低限の機能を搭載した製品が使われることになるでしょう。
シンプルな設計である分、完成は一般的な期間よりも早くなると考えられます。
*2000万円台
2000万円台となると、床延べ面積は110から120平方メートル程度になり、1000万円台の最低限から部分的にグレードを上げられるようになります。
例えば、外壁の仕上げ材を使ったり、多機能を搭載した設備を導入したりといったものです。
全ての部分をグレードアップできるわけではありませんが、こだわりたい部分に関しては希望をかなえられるでしょう。
優先順位を決め、どの部分を重視したいかを考えておくことが必要です。
*3000万円台
注文住宅における建築費の全国平均が3000万円台です。
そのため、だいたいの希望はかなえられる予算と言えます。
3000万円台の床延べ面積は120から130平方メートル程度となることが多いのです。
また、住宅の形状は正方形や長方形の定番型だけでなく、特殊な形状でも建てられるようになります。
見た目にこだわりたい場合も3000万円台であれば柵や塀などの設置が可能になるでしょう。
自分の希望をできる限り実現したいというのであれば3000万円台以上の予算を組んでおく必要があると言えます。
□注文住宅を検討する時のポイントとは?
家を建てる時には3つのポイントがあります。
1つ目は、家のイメージを持っておくことです。
そのイメージが家を建てる上での指針になります。
家族全員の希望を聞きながら、どこにこだわるのか検討しましょう。
また、考える時には、家の中でこだわりたい部分、通勤通学や買い物などの住環境、部屋数や間取り、子供の成長を含めた将来の家族像という4つの項目に分けて考えていくと良いでしょう。
2つ目は、資金計画を立てることです。
住宅を購入する時の資金計画は、住宅ローンの返済計画を含めて検討する必要があります。
ローンの返済だけでなく、教育や介護のための貯蓄など将来的なことも合わせて計画を立てましょう。
資金計画を立てる時には、まず、自己資金や住宅ローンの月々の返済金額からどれくらいのお金が借りられるか割り出します。
次に、両親や祖父母などからの援助を受ける場合はどれくらいの援助を受けられるのか確認します。
最後に、学費や介護などの将来かかりうる費用を考え、住宅ローンの返済に無理がないか確認します。
3つ目は、土地探しの指針を持っておくことです。
土地探しからスタートする場合は、大体のエリアや相場、住環境の希望をはっきりと持っておきましょう。
譲歩しすぎると後悔の種にもなるので、譲れない部分はしっかり持っておくべきでしょう。
□まとめ
注文住宅にかかる費用の内訳と予算ごとに建てられる家の特徴について紹介しました。
自分の譲れないこだわりと予算をうまく調整しながら注文住宅を検討しましょう。
今回紹介した予算に関してはあくまでも参考ですので、細かい予算は建築会社に相談してください。