2023.04.25
【空間の使い分け】リビングとダイニングのつながりとフォーカルポイント
家族の共有スペースとして長い時間を過ごす『リビング』と『ダイニング』
リビングは家族団らんのスペース・くつろぎ空間・場合によっては家族それぞれの個人の時間を過ごす多機能空間。
ダイニングは食事をする場所。
目的が違うスペースだからこそメリハリをつけることで生活場面に応じて使い分けることができます。
リビングとダイニングの程よい関係をつくる方法
『ダイニングは生活感を感じせ、リビングは生活感を感じさせない』
リビングと外をつなげる
窓を大きくとったり、縁側やウッドデッキをつなげることで
室内から外への関係を意識すると視線が抜けます。
空間に高低差をつける
吹抜けや勾配天井などの高天井にしたり、床に段差をつけて段差によってメリハリが生まれます。
リビングをサンクンリビング(囲われた一段さがったリビング)にすることで段差をつけます。
●サンクンリビングの嬉しい効果●
視線がズレほどよく緊張感がほぐれコミュニケーションがとりやすくなります。会話量が約3倍に増加◎
囲われた空間は心地よく落ち着く心理効果も
ダイニングとリビングの境にゆるやかな仕切りをつけて用途に応じて使い分ける
ガラス戸や折戸をリビングとダイニングの間に設置して、
建具を締め切り独立した空間に。建具をあけてリビングとダイニングをつなげ開放的な空間に。
照明を使って部屋の雰囲気を変える
スタンド照明の設置予定にはコンセントを。
天井から吊り下げタイプの照明の場合はシーリングを設け照明によって雰囲気を変えれるようにします。
コーナーを利用して寝転がれるスペースをつくる
気軽に寝転がれると言えば畳。
小上りスペースにすれば、段差を利用して腰かけることもできます。
リビングに生活感をださない工夫
家族共有の棚や机をつくる
共有の机があれば、子供たちの学習スペース、パソコンを置いてPCコーナーとして使うことができます。
ダイニングテーブルを使う必要がないため、食事の邪魔になりません。
近くに棚を設ければ、必要な書類や教材を収納することができスッキリ保てます。
家族共有の収納スペースをつくる
リビングは多くの時間を過ごす場所。人が集まれば同時に物も集まってきます。
収納スペースを多くとり、すぐに片付ける習慣をつけるといいですね。
フォーカルポイントを意識した空間づくりで部屋を広くみせる
フォーカルポイントとは
ある空間に入った時に一番最初に目が行く場所のこと(焦点となる場所)
フォーカルポイントが部屋に与える影響と場所
『空間にメリハリが生まれ、部屋を印象づける』
効果的なフォーカルポイントの場所は部屋の入口から離れた場所(対角線上)です。
遠く離れた場所に視線をもっていくことで部屋の奥行きを感じます。
この写真を見た時、初めに目につくのが奥の壁(絵や植物、飾り棚)ではありませんか?
フォーカルポイントはなにを置く
観葉植物やお花、絵・写真・・・
また棚を置いてお気に入りの小物や雑貨もいいですね。
ライトスタンドを置いたり、スポットライトを置いてフォーカルポイントを照らすとより目をひきます◎
視線がいきやすい100㎝から150㎝くらいの高さがベストです。
まとめ
家族の共有スペースのリビングとダイニング。
同じ共有スペースだけど用途が違う、だからこそメリハリをもたせてつなげてみてはいかがでしょうか。
目立たせたいものやお気に入りのものが栄えて、部屋の奥行きを感じれれるフォーカルポイント。
模様替えの際、または家づくりの際に試してみてはいかがでしょうか。