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2023.02.17

【永く暮らす家】経年美を味わう家。何年経っても快適、そして愛着のもてる家づくり。


家の平均寿命は約30年。
家は自動車のように数年で買い替えるわけにはいきません。
一番大切なのは10年20年30年後どうなっているかです。
篠田建設が考える永く暮らす家とは経年美を味わう家。今回は経年美を味わう家をご紹介します。



経年美とは

定期的なメンテナンスや手入れをしながら使い続けることで色合いや質感が変化し味わいが増していくこと。
プラスティックなどの工業製品は最初が一番美しく徐々に劣化していきますが、
自然素材は日光や雨風・使用によって美しく表情を変えていきます。
人と同じように年を重ねるごとに深みが増していきます。


永く快適に暮らす『4つのポイント』

飽きのこない外観、耐久性のある素材、世代が変わっても住まえる空間、夏涼しく・冬暖かい空間

飽きのこない外観
流行に流されないシンプルなデザイン。
水平ラインを揃えてすっきり見せる。
軒の出を深くすることで陰影をだし、町家の特徴である格子をアクセントに。


耐久性のある素材
経年美を味わう永く暮らす家だからこそ、耐久性はかなり重要。
経年劣化の少ない集成材を使い従来工法より強度の高い金物工法により構造体(骨組み)をつくります。
地震への備えとして最高等級となる耐震等級3級を設計の標準にしており、安全性の高い住まいを目指しています。


世代が変わっても住まえる空間
どの世代でも使いやすい回遊動線を考えた間取り。
段差を取り除いたバリアフリーや、
日本の暮らし方にあったくつろぎ空間(和室・サンクンリビングなど)を取り入れます。
サンクンリビング:囲まれた一段下がったリビング


経年美が味わえる自然素材の建築素材

木(ウォールナット)

ウォールナット

深い色合いと美しい木目、ほんのり艶があり優しい光沢によって温かみを感じさせます。
木に含まれているタンニンによって時を重ねるごとに磨きがかかり風合いを深めていきます。
強度と弾力性をあわせもちキズがつきにくいのも特徴です。


木(杉 )

杉

さわやかな香りと木目が家に日本らしい雰囲気を与えてくれます。
空気を多く含み軽く柔らかいのが特徴で調湿性や断熱性が高く快適に過ごせるのが嬉しいポイント。
耐熱性も備えており腐りにくいことから家づくりに欠かせない木材のひとつです。


和紙(美濃和紙障子)

美濃和紙

柔ら砂味のある繊細な風合いをもちながら耐久性があり、薄くてムラがないのが特徴。
時が経つほどに白さが増すと言われています。
和紙障子からもれる柔らかな光は美しいですね。
他にも美濃和紙は照明器具や小物にも使われております。


石(天然石)

天然石(洗い出し)
佐藤邸(木ノ下町)

長い歳月を経て形成された天然石。重厚な落ち着きと清潔感を感じることができます。
天然石をつかって洗い出し工法によりつくるアプローチは独特な品格と存在感がでてきます。
洗い出し工法:伝統的な左官仕上げ工法
       セメントモルタルに砂利(天然石)など骨材を入れて塗り、固まる前に表面を洗って、砂利(天然石)の頭部分を露出させる方法。


まとめ

永く暮らすことによって味わえる経年美。経年美を味わう為にも自然素材でつくる家を提案します。
自然素材により感じる温かみや柔らかさがなによりの魅力。住み続けていくことで経年美(変化)を楽しんでみてはいかがでしょうか。