新築を建てたけれども増築したい！増築するメリットやデメリットをご紹介！

2023.01.31

家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、家の増築か「住み替え」で悩んでいる方は多くいらっしゃるでしょう。
家の増築をお考えの方にとって、増築するメリットやデメリットを知っておくことは大切です。

この記事では、増築するメリットやデメリットに加え増築にかかる費用もご紹介しております。
この記事を読めば、増築する前に知っておきたいことの多くをカバーできるので、ぜひお読みください。

□増築は新築への住み替えよりもコスパが良い？増築するメリットやデメリットとは？

新築を建てたけれども増築したい方に向けて、メリットとデメリットを以下で詳しくご紹介します。
増築は大変費用のかかる作業ですし、時間もかかります。
そのため、本当に増築の必要性を見極めるためにもメリットとデメリットをしっかりと把握することが大切です。

家を増築するメリットは、「住居スペースが増える」、「新築への住み替えに比べて費用を抑えやすい」の2つです。

「増築したい」と思うきっかけは、今お住まいの家を手狭に感じた際ですよね。
また、全体としては狭くはないが、お子様が大きくなり子ども部屋を作りたいなど部分的にスペースを増やしたい場合は、新築への住み替えよりも費用が抑えられる増築の方が良いでしょう。

家を増築するデメリットは、「増築前の家と同じ外壁材や屋根材を用意できず見た目が悪くなるリスクがある」、「既存の住宅の部分との接続部分が地震によってひび割れしやすい」の2点です。

既存の住宅が古い場合、同じ素材の外壁材や屋根材が見つからず増築した部分だけデザインが異なり、増築後にその部分だけ悪目立ちしてしまう可能性があります。
また、増築部分と既存部分との接合部分は耐震性が低くなりがちですので、耐震性に配慮した工事ができる業者に依頼すると安心ですね。

家の増築で必要になる費用は、材料費と工事費の他に確認申請の費用もかかります。

・材料費
材料費の内訳としては、増築部分の柱や梁などの構造材や内装材です。

・工事費
大工工事や水道工事、電気工事などです。

・確認申請の費用
こちらは、法律で決められている範囲内で増築されたことを申請し、行政に確認してもらうための費用です。
行政への事務手続きのみであれば費用は約30万円、期間はおよそ1カ月かかりますので余裕を持って申請しましょう。

・1階部分を増築した事例

こちらは、1階部分に9.9平方メートルの部屋を増築した事例です。
施工費は工事費込みで約157万円で、内訳は材料費として約21万円、工事費として約136万円になります。
増築に伴い、窓も1つ増築して増築した部分の真上はルーフバルコニーとして仕上げました。

ルーフバルコニーとは、階下の屋根スペースを使って設置されたスペースのことで、ルーフテラスと呼ばれることもあります。
通常のバルコニーやベランダと比較すると、面積が広く屋根がないので日当たりが良いことが特徴です。

・1階と2階部分を増築した事例

こちらは1階に4.95平方メートルのリビング、2階に4.95平方メートルの和室を増築しバルコニーも設置した事例です。
施工費は約268万円で、材料費は約60万円、工事費は約208万円になります。

こちらの事例も増築に伴って、窓を増設しました。
増設に伴って窓を増やすと採光性が向上し、今までは自然光を取り込めなかった部分にまで自然光を取り入れられます。
増設をする際は、ぜひ窓も増設されてみてはいかがでしょうか。

・ベランダのみの増築リフォーム

こちらは、5.76平方メートルだったベランダを8.19平方メートルに増築した事例です。
施工費は約75万円で、材料費は約37万円、工事費は約38万円になります。
2階にあったアルミ製のベランダを撤去し、間口に奥行き1メートルのアルミ製ベランダを設置しました。

増築以外の方法で家を広くする方法として、思い切って新しい家に建て替える「住み替え」が挙げられます。
増築は住み替えよりも「費用を抑えられる」、「早く広いスペースを確保できる」という魅力がありますが、家の状態によっては修繕費や補修費が高くなってしまうこともあります。

家の構造が古く、「増築」という選択をしても費用がかかりそうな場合は、思い切って「建て替え」を視野に入れてみましょう。
費用面での負担は大きくなってしまいますが、今住んでいる家をできる限り高値で売却することで新しい家を建てる際に費用の負担を減らせますよ。

家が手狭だなと感じる際や新しく部屋を作りたいと感じた場合は、家の増築がおすすめです。
家の増築は新築を建てて住み替えるよりも費用を抑えられ、「住み替え」よりも早くスペースを増やせます。
ただ、家の状態が悪い場合は補修に費用がかかるので、「費用が抑えられる」という増築のメリットが得られません。

そのような際は思い切って新築への住み替えを検討してみてはいかがでしょうか。
当社は世代を超えて住み継がれる資産価値の高い家づくりを提供しております。
住み替えをご希望の方や増築するべきか住み替えるかで悩まれている方は、ぜひ一度当社にご相談ください。