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2022.11.17

平屋をお考えの方必見!ガルバリウム鋼板の魅力についてご紹介!

新築を建てるにあたって平屋を検討しているという方は増えてきています。
そういった方におすすめしたいのが、ガルバリウム鋼板の屋根です。
この屋根は最近人気が高まりつつあります。
そこで今回は、平屋をお考えの方へガルバリウム鋼板の魅力について紹介します。

□ガルバリウム鋼板とは

ここでは、ガルバリウム鋼板がどういったものかについて簡単に説明します。
実はこのガルバリウム鋼板は、40年前に登場した錆びにくい金属素材の屋根です。
表面にアルミニウムや亜鉛、シリコンのメッキを施しているという特徴があります。

複数の原料からなるメッキを使用することで、強い耐食性が付加されています。
同じ金属屋根であるトタン屋根の耐食性と比較すると、ガルバリウム鋼板は20年以上の長期間にわたって錆の発生を防げると言われています。
また、美観性が低下しにくいという特徴もあります。

そして、先ほどガルバリウム鋼板は40年前に登場したということを紹介しました。
40年もあれば最新のものを選んだ方が良いのではと思う方もいらっしゃるでしょう。
おっしゃる通りで、現在使用されているのは、従来品とは少し異なるものに進化しています。

現在、ガルバリウムと言うと、2014年に登場したSLGのことを指します。
こちらは、今までのガルバリウム鋼板のメッキ層にマグネシウムをプラスしているという違いがあります。
マグネシウムがプラスされたことによって、防錆性が従来品の3倍以上に高まっています。

□ガルバリウム鋼板を使用するメリットとデメリット

ここまででガルバリウム鋼板がどういった屋根材かについてはご理解いただけたかと思います。
ここからはガルバリウム鋼板のメリットとデメリットを紹介します。

メリットは以下の6つです。

・耐久性が高い
・軽い
・断熱性が高い
・遮音性が高い
・汚れがつきにくく、落ちやすい
・再利用できる

耐久性に関しては一般的な使用であれば、30年ほどは持つでしょう。
他の屋根材の耐用年数も調べて、比較しながら検討することをオススメします。
そして、軽いという特徴を聞くとマイナスなイメージを持っている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、屋根材において軽さというのは大切で、軽いと家に負荷をかけにくくなります。
家に負荷をかけにくいため、耐震性が高くなるのです。

断熱性や遮音性に関しては、室内で過ごす上で大切な要素ですよね。
これらが備わっている場合とそうでない場合では、快適性に大きな差が出るため、あってうれしいメリットと言えます。

汚れにくさや汚れの落ちやすさも大事です。
屋根はご自身で掃除することが面倒ではないでしょうか。
少しでも掃除やメンテナンスの頻度を抑えられるというのは大きなメリットです。

再利用という観点に関しては、SDGsに配慮できるという点で評価されています。

デメリットは、以下の3つです。

・他の建築部材と比べてコストが高い場合がある
・サイディングと比べるとデザインが少ない
・比較的新しい素材なので、経験豊富な施工者が少ない

そもそもデメリットのない素材というのは存在しないので、その点はご了承ください。
コストが高くデザインが少ないという場合でも、メリットに対して強い魅力を感じられるのであれば、そちらを選択していただければ幸いです。
もしデメリットが気になるという場合は、他の屋根材とも比較検討しながら選んでみると良いでしょう。

□ガルバリウム鋼板の屋根に必要なメンテナンスを紹介

ここからはガルバリウム鋼板を採用しようとお考えの方に向けて、どのようなメンテナンスが必要になるかについて紹介します。
ガルバリウム鋼板をきれいな状態で使い続けるためにも、メンテナンスは怠らないようにしていきましょう。

*築15年で棟板金の交換

ガルバリウム鋼板を使用した屋根は、建築後15年を目安に棟板金を固定する釘が緩んできます。
そのため、強風で外れることがないように交換しておく必要があります。
ちなみに棟が外れてしまうと雨漏りが発生してしまうので、ご注意ください。

*築30〜40年で葺き替え

屋根材のすぐ下には、ルーフィングと呼ばれるものがあります。
このルーフィングは建築後30年を目安に寿命を迎えます。
ガルバリウム鋼板自体は30年以上持つ場合もありますが、ルーフィングがダメになるとすぐに雨漏りする可能性があります。
そのため、30年目で交換するのが最もおすすめですが、遅くとも40年目には確実に交換しておくと良いでしょう。

主に2つのメンテナンスについて紹介しました。
これら以外にも使用年数に関わらず、修理やメンテナンスをしておいた方が良いサインがあります。
それは以下の3点です。

・錆び
・穴あき
・釘のゆるみ

上記3つの異常が見受けられる場合には、専門の方に相談しながら適切な処置を受けることをおすすめします。

□まとめ

今回は、平屋をお考えの方へガルバリウム鋼板の魅力について紹介しました。
ガルバリウム鋼板にはさまざまなメリットがあることをご理解していただけたかと思います。
デメリットも考慮しながら納得のいく屋根選びをしていただければ幸いです。